約4か月の交渉で約950万円を回収した事例
当事務所に依頼する前の状況
お客様の母親が亡くなり、相続人はお客様とその姉(相手方)でした。相手方がお母様の生前に約2000万円の金銭をお母様の預金口座から引き出し、使途が不明であることが判明しました。お客様はこの生前出金による不平等を解決したいとの思いから当事務所に相談にいらっしゃいました。
当事務所に依頼した結果
約4か月の交渉で約950万円を回収できました。
当事務所の活動内容
ご依頼を受けた後、直ちに相手方に対して内容証明郵便にて使途不明出金の存在を指摘したうえで、お客様の相続分に相当する金銭を支払うよう請求しました。
その後相手方にも代理人弁護士がつき、代理人間で本件の解決について交渉を行った結果、ほぼお客様の主張を認める形で相手方との間で合意が成立しました。
また、合意成立後速やかに金銭が支払われ、早期の解決が実現しました。
処理のポイント
「使途不明」出金といえども、出金した人物の説明を待たなくともある程度使途の推測が可能な場合があります。交渉に当たってはこのような点も踏まえて合理的に算出した具体的な金額を請求することにより、交渉の進み具合がスムーズになります。
また、相手方に対する各種要求についての期限を設けるなどして、相手方の反応や回答が鈍くならないように工夫しました。
これにより、相手方に対して真摯かつ迅速な対応を促すことに成功し、結果として早期の解決が実現しました。